デッドロック心理学。

心理学、臨床心理学についてのモゾモゾした雰囲気。

「マズローの欲求階層説」にまつわる大誤解!

マズローの「欲求階層説」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。

 

欲求階層説とは、人間の欲求を低次のものから高次のものへと順位付けし、分類を試みた、マズローによって提唱された理論です。

マズローは、「人間は自己実現に向けて成長を続ける生き物である」という人間観に立ち、「自己実現欲求」を最上位とする欲求の階層説を唱えました。

マズロー人間性心理学に位置付けられます。

 

では、欲求階層説の内容を見てみましょう。

 

欲求階層は、5段階に分かれます。

⑤一番下の階層は「生理的欲求」です。

これは、自己の生命維持の食・水・睡眠などの欲求です。

お腹が空いては何にもできませんし、寝ないと生きていけません。

 

これが十分に満たされたら、次は、

 

④「安全の欲求」がやってきます。

これは、自己を危険から遠ざけることへの欲求です。

周りが危険だらけだと、それから身を守ることに専念せねばならず、自分のやりたいことをやる暇などありません。

 

これが十分に満たされたら、次は、

 

③「愛情・所属の欲求がやってきます。

これは、他者と交流することへの欲求です。

ここら辺から徐々に余裕が出てきた感がありますね。

人はひとりでは生きていけないですからね。

 

これが十分に満たされたら、次は、

 

④「自尊の欲求がやってきます。

これは、他者から自己の価値を承認してもらうことへの欲求です。

人から認められてはじめて自分のことを尊重された一人前の人間だと感じられます。

しかし、承認欲求が強すぎると逆に不健康になり、様々な精神症状として現れたりもします。

 

これが十分に満たされたら、次は最終段階!

 

⑤「自己実現欲求に到達します!

これは、自分の可能性を追求し、純粋に成長することへの欲求です。

これが最終段階になります。

 

マズロー欲求階層説は、ビジネス書などにも多く登場するので、ご存じだった方も多いかもしれません。

しかし、そこには根本的な誤解があるのです。

 

ビジネス書などに書かれていることと違い、マズローが言う「自己実現欲求」は、生半可なものではなく、めちゃくちゃに選抜された人間に限定して認められる欲求と考えられているのです。

 

例えば、「脱サラして起業する!」とか、「将来の大作家を夢見て、大好きだった小説を書き始める!」などという程度では、到底、自己実現欲求とは言えないのです。

というのは、マズローは「夢の追求」を提唱しているのではなく、自己実現欲求とは、ごく一部の社会的成功者に限った話として、これを語っているのです。

 

①~④の欲求が十分以上に満たされた、厳しく限られた、ごくごく一部の人間だけが、自己実現欲求にたどり着くことができるのです。

言ってしまえば、富も名声も地位も名誉もほしいままにした人間だけが、到達できる高みなのです。

パッと考えて思いつくのは、イチローぐらいでしょうか。

 

ですので、本来的には、ビジネス書に載せるような概念ではないのです。

 

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でも結局は、自分が満足できれば、万事それでオッケーなんでしょうけどね。

 

 

パンクがオイラの目的なのです。

それだけを分かっていたら、全てオッケー。

まだまだ行けるぜ。

 

 

 

それではまた、あの海賊放送でお会いしましょう。

 

 

 

 

では!