デッドロック心理学。

心理学、臨床心理学についてのモゾモゾした雰囲気。

パニック症(パニック障害)、学会からランナウェイ~密室・出られない場所、局面に潜む魔王。お父さんお父さん~

そんなこんなで、大学院に入学したのですが、そこにもトラップがたくさん仕掛けられていました。

 

大学院に入ってしばらくしてから、うちの大学で学会が開かれることになりました。

数日前から一生懸命に用意して、いざ当日を迎えました。

 

学会は、教員のみならず、大学院生も色々と仕事をしなくてはいけません。

大学院生は各自、何らかの仕事を割り当てられます。

わたくしの仕事は、主にマイク渡し。

学会が始まると、発表者が講演し、その後、質疑応答があるのですが、その際に会場にいる質問者にマイクを渡しに行く係です。

教室がデカいので、マイクを渡しに行かないと質問者の声が聞こえないので、重要な役目です。

 

質問者はたくさん出てくるので、マイク渡し係は学会が終わるまでずっと締め切られた教室内に待機していないといけません。

そしてあちこちにマイクを渡しに行って、待って、回収して、また次の質問者に渡しに行って・・・を繰り返す訳です。

 

で、学会が始まり、わたくしも教室に入りました。

大学の教室の大きなドアが、バタン!と閉められました。

その瞬間、でかい吐き気が襲ってきました。

「もう出られない・・・」と思ったら、お決まりのようにパニック発作の吐き気が襲ってきました。

「やっばあぁぁぁ・・・!」

顔面蒼白です。

 

わたくしが担当したワークショップでの発表者の先生は、足がお悪く、わたくしが介助しないと壇上への昇り降りができなかったので、もうほんまに出られません。

その先生がどんな学説を発表したのか、全く耳に入ってこないので、全く覚えておりません。

猛烈な吐き気と冷や汗に襲われていたわたくしは、普段信じていない神に必死に祈ってました。

 

で、発表が終わり、質疑応答が始まりました。

教室が広いことと、議論が活発だったこともあって、マイク渡しの仕事が思っていたより大変でした。

一人ひとりの質疑も非常に長くて、学会としてはええ感じの議論でした。

 

しかしその頃にはもう限界。

マイク渡しのために、教室の出入り口から遠い場所まで走って行くことができなくなってました。

 

そもそもわたくしは、建物の出入り口から遠く離れれば離れるほど、パニック発作が襲ってきて、猛烈な吐き気にやられるのです。

なので、教室の後ろの方に座っていらっしゃる先生のところまでマイクを持っていくのは本当にデンジャラスな仕事なのです。

 

そんな感じでしたので、何人目かの先生が質疑をしている最中に、とうとう耐えきれない吐き気が猛烈に襲ってきました。

 

「もう無理!吐く!死ぬ!」

 

そう思ったわたくしは、マイクを捨てて、全速力で走りだし、教室を飛び出してしまいました。

 

その後、その教室でのワークショップがどうなったのかは知りません。。

 

とりあえず教室を飛び出したわたくしは、大学の校舎も出て、うろうろとそこら中を悲しい目をして歩き回りました。

 

「なんてこった・・・学会を潰してしまった・・・」

「こんなん、恥ずかしくてもう帰れない・・・」

 

その後の記憶は完全に消えております。

何やら色々したはずなのですが・・・。

 

そんなこんなで、とにかく締め切られた場所や逃げられない場所・局面、などにてきめんに弱いオイラなのでした。

電車にも乗れないし、スーパーにも行けないし、歯医者や美容室にも行けないし、もう八方塞がりです。

 

また、予期不安がめっちゃ酷いので、身動きすら取れません。

「大学院に入ってもこんな感じかぁ・・・」と、ガッカリしたことを覚えています。

 

会社員の方、特に電車通勤の方などは、こんなオイラのエピソードどころじゃないかと思います。

ほんまに辛いと思います。

 

その後、また大学院時代にパニック発作が悪化し、最終的には風来坊になるのですが、このお話はまた今度ということで。

 

ほんま、辛い病気ですが、今のオイラは殆ど治ったという感じですので、あまり悲観的になりすぎないようにしてくださいね。

 

 

それでは今回はこの辺で。

 

 

シャラップ!ダーリン!

今、打ち合いの最中。

邪魔をしないでドアを開けてくれ!

 

 

 

それでは!