デッドロック心理学。

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境界性パーソナリティ障害の特徴【そもそも”パーソナリティ障害”とは?】

パーソナリティ障害の中でも、B群(①境界性パーソナリティ障害・②自己愛性パーソナリティ障害・③演技性パーソナリティ障害・④反社会性パーソナリティ障害)は、派手で突飛な行動をとることと、他者を巻き込む行動や言動などが特徴です。

中でも、現在でも様々な議論がなされているのが①境界性パーソナリティ障害です。

 

境界性パーソナリティ障害の人に特徴的に見られるのが、「理想化と脱価値化(こき下ろし)」と、「見捨てられ不安」です。

 

「理想化と脱価値化(こき下ろし)」の「理想化」とは、ある人が自分にとって都合の良いような行動や言動を取っただけで、その人のことを「この人は素晴らしい!最高の人だ!」と理想化してしまうことです。

 

「脱価値化(こき下ろし)」とは、前述のように理想化した相手が、自分にとって少しでも意に反するような行動や言動をとっただけで、一気に地の底までその人に対する評価を下げてしまうというものです。

 

「見捨てられ不安」とは、その名の通り、他者が自分から精神的・物理的に離れてしまうようなそぶりを見せた場合に、その他者を自分のもとに引き留めるためにあらゆる行動をとってしまうところに特徴があります。時には自殺未遂にまで至ることもあります。

 

このように、パーソナリティ障害のB群、特に境界性パーソナリティ障害は、突飛で派手な行動をとりがちで、他者を巻き込んでしまうという特徴が顕著に見られます。

 

ここでいう「パーソナリティ障害」とは、「その人が所属する社会や文化において期待される行動規範を著しく逸脱している行動傾向をもつこと」を意味します。

この点、上記のような行動傾向を有していたとしても、その人にとって社会適応ができているような環境や状況にいるような場合は、厳密には「障害」と言わないのが一般かと思われます。

 

境界性パーソナリティ障害は、年齢を経ることによって次第に治まってくるとも言われていますので、俗に言う「時間が解決する」ということになるかもしれません。

 

 

ということで、今回はこの辺で。

また関連する記事を書きますよ。