デッドロック心理学。

心理学、臨床心理学についてのモゾモゾした雰囲気。

ロジャースの「自己一致」


【「自分はカッコ良く生きている」という意識】VS【「ショボイ自分」という現実】
の、戦いで!!!

前者の意識が圧倒的に勝利しました!!!

それがあのもの!!!
あのもの!!!
物権、債権、社員権!!!

f:id:mahal8606:20190129071209g:plain

これ、カール・ロジャースの考え方の図解!

Aの集合は、現実に自分が体験すること、つまり「経験」。
Cの集合は、自分が自分をどう思っているかということ、つまり「自己概念」。

そしてその、AとCの重なり合う領域(B)が、大きければ大きい程、経験と自己概念との矛盾が少なくなり、結果、健康的な状態となっています。
これを「自己一致」している状態、と呼びます。

逆に、この重なり合う領域が少なければ少ない程、不適応状態の度合いが大きいとされます。

肩書が大好きで、もはやそれが信仰のレベルになっている人がいるとします。
肩書のある人にとても弱く、その人の言うことなら何でも信じてしまい、平伏してしまうような人です。
その上、自分も心底肩書を欲しがり、どんな空虚な「自称」の肩書ですらも大々的に名乗ってしまうという面も見られます。

しかし、その人は、「肩書などは下らない、意味がない」「肩書を有難がったり、欲しがったりするのはダサい」ということを自分のスタンスとして頻繁に提出します。
また、実際に「自分自身は肩書など気にしない自由な人間だ」と思い込んでいます。

このように、「経験」と「自己概念」の間に、大きな乖離があります。
この状態をして、ロジャースは「不適応状態」と呼びました。

現実の「経験」が、「自己概念」と異なるものであった場合、その人は、自己概念を防衛するために、実際の経験を受け入れないでしょう。
これが「否認」です。

逆に、現実を受け入れようとした場合には、その現実を自分の「自己概念」にとって都合の良いように「歪曲」して取り込みます。

このように、「経験」と「自己概念」の乖離が進んでいく場合、その人「不適応状態」は加速していきます。

「不適応状態」から脱するには、「現実」を現実として受け止め、それに応じて、「自己概念」を柔軟に修正していくことが求められます。

「肩書が大好き」という現実の「経験」を否認することなく受け止め、「肩書など不要で、そんなことに拘るのはむしろダサい、と思っている」と思っている自分(自己概念)を修正していかなければなりません。

そしてその上で、より現実的かつ健康的な方向へと、自己概念を再形成していく必要があります。


ということで、色々でした!